ぶらりと歩こう会は2月26日(日)に13名が参加しJR藤沢駅改札口で集合し、快晴のもと江戸時代に多くの人で賑わった江ノ島道を歩きました。駅のコンコースを曲がると小田急線の藤沢駅越に早くも富士山がお見えです。 江ノ島道は藤沢駅の地下道から続く道で江ノ電江ノ島を目指します。秩父宮記念体育館で結核のため藤沢に静養転地され、亡くなられたスポーツの宮様の遺品を拝見しました。 体育館を出て境川の堤防をしばらく歩き、江戸時代には蛇行をしていた様子が配布された地図にあり江ノ島道が境川に沿っているのを確認します。
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橋を渡ると江ノ島道は狭く、くねくねと続きます。道沿いに江戸前期に鍼医の杉山検校が目の不自由な人のために造った藤沢宿から江ノ島への道標にいくつも出会います。火成岩製の四面のうち三面に「一切衆生」「ゑのしま道」「二世安楽」と刻まれています。 諏訪神社に向かうと723年に諏訪大社のご分霊として創建され、今年が1300年目の節目です。 ここ片瀬の土地は現在の地形と異なり、水面の覆われた湖沼であり、諏訪湖を取り巻く諏訪の地によく似た地形として選ばれ、全国的に珍しい上社と下社の二つの社が存在します。
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小高い丘の上社からは相模湾や富士山が遠望できました。 常立寺は鎌倉時代に来た元使5名を執権北条時宗が龍ノ口で全員を処刑し、この亡骸を葬った供養塚があり元横綱白鵬らの多くのモンゴル力士が訪れます。 湘南モノレール湘南江の島駅ではバリアフリー化で設置されたルーフテラスから富士山が遮るものなく丹沢、箱根伊豆連山を左右に従え雄姿を誇っていました。 2・3人が話しながら歩くのでだんだん先頭から離れますが、これもぶらりと歩く醍醐味でしょうか。 天候に恵まれ歴史に触れた江ノ島道は江ノ電江ノ島で解散しました。
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