ぶらりと歩こう会「二宮果樹公園とラディアン花の公園」を令和5年9月24日(日)に7名が参加し開催しました。長く続いた猛暑も一段落したこの日は晴天に恵まれて、汗もかかずにJR東海道線二宮駅からゆっくりぶらりと商店街を15分ほど歩き二宮果樹公園につきました。明治41(1908)年から平成7(1995)年まで87年にわたり神奈川県園芸試験場として果樹、野菜、花きなど多数の新品種や技術が生み出された跡に果樹公園に生まれ変わり、今は梨、ぶどう、柿が展示栽培されています。 |
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ここではなんと梨の代表的品種「幸水」の親にあたる「菊水」や「新高」が育種されました。また「幸水」から「豊水」が生まれていて、神奈川県産出梨の系統品種割合で「幸水」「豊水」「新高」を合わせると全国で7割を占めていることは驚きでした。「新高」は新潟県と高知県の親から育種したのでその名前が付けられていますが、近年遺伝子解析により川崎市で育種された「長十郎」が親とされています。現在も神奈川県天然記念物として「菊水」「新高」に桃の「白鳳」など原木9種類が保存されています。 |
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果樹公園に隣接する「ラディアン花の公園」は傾斜地を利用し子供向けの遊具があり青空の下で多くの親子連れがにぎやかに楽しんでいました。芝生の中には散策路がありコスモスが咲き、少し坂を登ると途中に富士山が垣間見えました。お目当ての17,000株の赤・白の彼岸花は今年の猛暑の影響を受け開花が遅れていて、1分咲き位でした。それでも健気に咲く花にクロアゲハ蝶が蜜を求めて止まってスマホの被写体になりました。駅からほど良い場所にこんな静かなゆったりとした無料の公園があるなんて二宮町は良い町です。 |
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